「遠い遠い大昔のこと。世界では海と陸のポケモンが、はげしい戦いをくり広げていた。2匹の戦いは終わることなく、世界は吹きあれる嵐と燃えさかる炎でうめつくされていた。長い長い戦闘(せんとう)のすえ、2匹は海底深くへもぐっていき、姿を消したという…」
この伝説に語られている海のポケモンが、カイオーガである。そして現代、ながい眠りから覚めたカイオーガがホウエンの海に浮上(ふじょう)。その影響(えいきょう)で、なぐりつけるような嵐と、すべてを飲みこむ津波(つなみ)が発生。ホウエン各地が壊滅(かいめつ)的な被害(ひがい)を受けた。カイオーガは、ルネシティでグラードンと衝突(しょうとつ)。人びとが世界の終わりを覚悟(かくご)した。しかし、ホウエンジムリーダーたちを中心とした防衛(ぼうえい)活動と、ルビーとサファイアの決死の戦いが、局面(きょくめん)を変えていく。レックウザをもよびこんだ最終決戦の後、カイオーガをふくむ超古代ポケモンたちはふたたび姿を消し、ながい眠りについたのだった。
【19巻・第234話】
※補足(ほそく)。バトルフロンティア近海で、カイオーガに似た巨大な物体を確認。これは一体…!?
|