草の柱を作り出し、攻撃する技。この技のみで使う場合は、くさタイプの攻撃だが、ほのおのちかいと組み合わせると、ほのおのちかいの威力(いりょく)を上げることができる。ホドモエシティの冷凍(れいとう)コンテナでプラズマ団と戦ったとき、チェレンはツタージャにこの技を使わせて、ブラックのチャオがくり出したほのおのちかいをパワーアップさせた!

　草を口に当ててふくと鳴る音には、心をおだやかにするやさしさがある。20巻でロゼリアがおぼれかけて弱っていたキモリをこの技でいやしていた。

　ハクタイシティジム戦で、ナタネのチェリンボがお嬢様のポッタイシに向けて使った。草をからませて相手をころばせる技だ！　相手の体重が重いほど効果(こうか)が大きくなるぞ!!

　コチョコチョと体をさわり爆笑させるくすぐりごっこ、みんなもやったことあるよね！　ポケモンの技では、相手の防御(ぼうぎょ)と攻撃を下げてしまうという効果(こうか)があるぞ。ホムラのコータスが“くすぐる”をうけ、ヒーヒー笑っていた。つ、つらそうだ…。

　粘着力(ねんちゃくりょく)の高いネバネバの糸を出して相手にからませ、その場からにげられないようにする技だ。アンノーンのねむる遺跡(いせき)(８巻)でこの技が登場。ロケット団あやつるイトマルが、ゴールドとツクシを待ちぶせするワナとして使っていたぞ。

　ホワイトがシキジカをつかまえるとき、ブラックのアドバイスを受けてジャノビーにくり出させた技だ。するどいはっぱで相手をつつみこみ、攻撃するぞ。この技が決め手となって、みごとにシキジカをつかまえた!

　重くて大きなハサミをふり上げて、ハンマーのように思いっきりたたきつける！　ヘイガニやクラブなどハサミを持つポケモンの得意(とくい)技だ。カスミのクラブ・クラちゃんは、ハナダシティで次々(つぎつぎ)と襲(おそ)いかかるゲンガーにこの技で立ち向かっていた(６巻)。

　特殊(とくしゅ)な泥(どろ)のかたまりを投げて攻撃する技。Nの城での戦いで、ジムリーダーたちを助けるためにかけつけた清掃員のシンノスケが、手持ちのヤブクロンにこの技を使わせて七賢人と戦ったぞ。

　体のまわりにもうもうと、漆黒(しっこく)の霧(きり)をたちこめさせる！　相手の目をくらましているすきに、バトルで受けた状態異常(じょうたいいじょう)を直してしまうぞ。四天王戦(６巻)で、キクコのアーボックの“にらみつける”で防御力(ぼうぎょりょく)を下げられたキョウのゴルバットだったが、すかさず“くろいきり”で回復(かいふく)！

　すいこまれるような暗黒(あんこく)のまなざしでじっとみつめられると、恐怖感(きょうふかん)に支配(しはい)されて身がすくんでしまい、その場から動けなくなってしまう！　クリスの初登場シーンでムチュール・ムーぴょんが使用していたぞ！(10巻)

　うでをクロスさせて両手チョップをおみまいする！　ポケモン育て屋のオコリザルが、育て修行(しゅぎょう)にやってきたゴールドのウーたろうにおみまいした！　もしもこれを顔面にくらったなら、バッテン型のアザが残って実にイケてない感じだ！(９巻)

　巨大な雷(かみなり)を相手にたたきつける技だ。ブラックとNの最終決戦で、ゼクロムは発電機のような尾(お)を使って強い電気エネルギーを発生させ、“クロスサンダー”をくり出していたぞ。それをまともに受けてしまったブラックとレシラム…。あと一撃で勝負がついてしまうギリギリの戦い、その結末は!?

　巨大なほのおを、あい手にたたきつける技だ。“クロスサンダー”のあとに使うと、威力(いりょく)がアップするぞ。同じように“クロスサンダー”も“クロスフレイム”のあとに使うと威力(いりょく)がアップするため、ブラックとNの最終決戦では、技を使うタイミングが勝敗の分かれ目となった。結果は――いっしゅんのチャンスをモノにしたブラックの勝ち!!

　どくをふくんだするどいツメで相手を切りさいて攻撃する!!リッシ湖を占拠(せんきょ)していた研究員のドラピオンが使った技だ。ダイヤたちにとどめの一撃!