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「どうやって(どこまで)シナリオを考えているのですか?」「どうやったらシナリオ作家(まんが原作者)になれますか?」といった同じような質問も毎回いただきます。 『このようにすればなれるよ』という方法みたいなものはないけど、少なくとも書きたいまんががあるなら、その分野にくわしくなっている必要はあります。野球まんがを書きたいなら「野球のルール」や「実際の試合でどんなことが起こるか」…などを知らなければ書けませんよね? そうやって知識をたくわえた上で、さらに、人が「あたりまえ」に考えること以上の発想ができるように頭をきたえましょう! たとえばここにエンピツが1本あったとして「字を書くこと以外の使い方ができないか」…と、じっと30通りくらい考えてみる、などなど。これは今からでも、だれでも、どこででもできますよね。 そして「プロ」になるなら「そのまんがを読む人が期待しているもの」を分析(ぶんせき)し、それにこたえ、できればそれ以上のものをつくろうと努力することが大切!! これはふだんの友達やまわりの人とのコミュニケーションがものをいうでしょう。「自分はどのくらい人の気持ちをおしはかれる人なのか」…と考えてみて、「どうやったら人が喜んでくれるか?」「どういうことに人は反応するか」をじっくり観察してみましょう。 まんがはもちろん、小説を読んだり映画を見たり、そうやって「おもしろい話とは?」ということの豊富なイメージを作り上げることも重要ですよ。(日下)
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